「ヴァージンレッド」小山璃子

あらすじ

子供の頃から動物の口元に興味を示していた新は、高校の時にキスがしつこいと彼女にフラれて以降その趣味をひた隠しに生きていた。拒絶を恐れ恋愛にも踏み込めず、欲求の発散相手はプロの女性。
そんな日々を過ごす中で出会った大学の1つ上の先輩・森澤。マスク姿でもわかる綺麗な顔立ちに新の唇への欲求は募る一方で…?

子供の頃から動物の口元に興味津々
人の口元ばかり見ている

森澤

同じ大学に通う1つ上の先輩
新の視線に気づいていた

レビュー

フェティシズムを描いた本作は、小山璃子先生のデビュー作です

動物や人間の口元に性的興奮を覚える新は、お付き合いした彼女の口元の異常な執着により破局した過去から現在はプロのお姉さんに頼る日々を過ごしていた。
そんな最中、出会ったのは整った顔を持つ一つ年上の森澤。

作中マスクをつけているシーンが多くあるからコロナ化を作品にも反映したのかなと思ったけど、もしかして新が森澤の口元を見たくて仕方ないという展開の為のアクセサリーだったのかな?
個人的には唇へのフェチズムというテーマなら、もう少しマスクなしのシーンが見たかった・・・

新はプロのお姉さんのお世話になっているシーンがあるのでノンケだし森澤先輩もノンケだと思うけど、2人とも同性という部分に抵抗なく関係を持っていたのが
ちょっとファンタジーだなと感じました(笑)

唇のフェチズムなので、キスシーンがえちえちで大変美味しかったです

気になる人は是非読んでみてね