「ぼくのパパとパパの話」ろじ

あらすじ

「血は繋がってないけど、俺達は本当の親じゃん」
同性婚が認められることになり、大学生時代から恋人関係だった奈央と愛は籍を入れ特別養子縁組で愛息ひろ(0歳)を授かった。
繊細ですぐに泣く奈央とゴーイングマイウェイな愛。
正反対な二人による、夜泣き対応、保育園デビュー、ママ友付き合いなど、酸いも甘いも噛み分けた子育てが今始まる――!

小田原愛

ゴーイングマイウェイの持ち主
ゲイである事を隠した事がない

三浦奈央

繊細な一面があり
愛とぶつかる時がある

ひろ

養子縁組により0歳の時
家族に迎えられた

レビュー

ろじ先生のデビュー作は、子育てBLがテーマの作品となっています。
現在でもLGBTQが毎日のように話題に上がり、同性同士の家族が養子縁組で子供を迎える時代になりつつあります。
この作品は、そんな時代の「こうなったら良いな」を描いた作品だと感じました。

愛くんはご両親に愛されて育ち、ゲイであることを隠したりすることもなく生きてきて奈央くんとは大学で知り合いました。
逆に奈央くんはゲイであることを隠すわけではないけど、愛くんほどオープンに振る舞うことはなく、少し繊細な一面なところがあります。

愛くんはゴーイングマイウェイの持ち主なので、奈央くんが気にする事を理解できない面もあり衝突してしまうこともあるけれど、持ち前のポジティブパワーで乗り越えお互いを支え合い育児をしていく姿が親になるってこういう事なんだよなと感心しました。

0歳だったひろくんが皆んなに大事に育てられ、小学校へ通うようになり授業の中で読み上げた作文が2人の愛情をしっかりと理解している内容でポロリときました。

気になった人は是非読んでみてね